おそるべし「塩」

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恐るべし「塩」

 

キャンディから帰り、運転手特権でアルコールを優先的にいただきます。ブロンディ持参のビオワイン、鶴屋弓弦堂で求めた南アのビオワイン結局3本空きました。パパ・ドネダ世代とのインプロの違い、フランスと他国の違い、などグザビエとジャンの話はなかなか面白いです。フランス人のジャンは35年ドイツ(ペーター・コヴァルト、ペーター・ブロッツマン、ハンス・ライヘルが活動したブッパタル)に住んで多くのミュージシャンと共演してきています。

 

フランスの若い世代(ブロンディよりももっと若い)は期待できそうです。ジャズだ、インプロだ、現代音楽だ、ロックだ、ノイズだ、というカテゴライズがほとんど無く、技術・情報を充分に持ち、面白ければ興味を持ってどんどんやる世代が出てきていると言うことです。ドイツでもアカデミックな組織がインプロを積極的に取り入れる流れがあるそうです。バール・フィリップスの住む小さな街でも新しい町長が積極的にインプロを宣伝したいとのこと。へ~。日本のミュージシャン達もこういう流れに乗って大いに活躍して欲しいですね~。

 

ちょっと仮眠を取り早朝グザビエとギレーヌを羽田へ送りました。時差ボケのジャンさんも同行。空港は観光客で満員、ビックリ。(どうも「グザビエ」と書くのは違和感がありますね。木野さんも途中から「ザビエ」と呼んでいました。フランシスコ・ザビエルやザビア・クガート楽団の方が日本ではなじみ深いですし。)

 

帰宅後、ちょっとゆったりして、お馴染み「みどりの湯」へジャンさんと行き、道がすくのを見計らって幡ヶ谷へ移動。ウェルカムディナーはやはり「塩」と思い、向かうとカウンターに二人の客がいるだけ。ラッキー。よく見るとフレデリックとマルガリータではありませんか!

 

フレデリックは心底「塩」のファンですね。初来日の7年前に連れていって衝撃を受けたそうです。多くの外国人を連れて行きますが、フランス・スイス系の人達の評判がすこぶる良いです。そのなかでもトップがフレデリックとジャック・ディミエールでしょう。ジャックは、塩に行くためだけにでも日本に来たい、とか。

 

デリケートな味付け、素材の良さ、素朴さ、盛りつけ、アルコール(日本酒・焼酎)の質の良さ(私も見たことの無い上質な日本酒・焼酎ばかりです。)、思いっきり食べたいときにも、ちょっとだけの時にも見事に対応できる腕、お客さんが多いと機嫌が悪くなるシェフの人柄、などの理由でしょうか。

 

人間の行為と思えば音楽も料理も同じです。「塩」のような音楽ができれば良いのでしょうね。

 

ポレポレーゼも合流してにぎやかになりましたが、私は寝不足と疲労で寝落ち・・・

 

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