書くことはたくさんありますが、今からララのインタビューをしてから金浦空港へ向かいます。

ＦＢに書いていたことをそのまま載せます。

 

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ソウルに来ています。熱い・暑い。

到着・食事後に始まったリハーサルは5時間半。

気持ちが熱いので、コトバで伝えることがもどかしい感じ。

しかしご自身の中で何百回とシミュレーションしてきたことでも、こちらには初めてと言うことも多いので、一つ一つ確かめるしかありません。大人の対応で乗り切ります。

 

「ヨ・ウ楽」フェスティバルというこのフェス。（＠国立劇場）「ヨ」は｢ヨギ（ここ）」、「ウ」は「ウリ（私たち）」から来ているので、今･ここ･私を謳ったもののようです。国として伸びて行きながらもさまざまな不安を抱えているこの国で、共感を得たタイトルなのでしょう。

 

3週間にわたるフェスでは、姜泰煥さんも2日間やっています。このプログラミングも嬉しいものですね。姜泰煥さんがこちらで大いに尊敬されている証しでしょう。

 

今回招待してくれた姜垠一（カン・ウニル）さん（ヘーグム奏者）がやりたいことを的確に理解し、何が求められているかを把握し、音で貢献する。ここに集中します。昨年の新宿でのユーラシアンエコーズ第2章の流れであることがよく理解できるだけに私の役割も見えてきます。

 

さあ、また長いリハーサルの1日が始まります。行って来まっしょい。

 

 

 

前日の長いリハーサルは10時間、翌日、本番初日も早くから劇場に出勤。ホントによくリハーサルをします。それだけ、姜垠一さんがこの公演にかけているのか、いつものことなのか、分かりませんがともかく熱心に細かいことまでチェックして納得がいくまで何回も何回もやり直します。ハイ、本当に鍛えられます。ドレスリハーサルもシッカリやり、衣装、ヘアメイク・メイクのプロ達もスタンバイ、私も「好きにしてチョーダイ」という心境だったので、生まれて3回目（結婚式・ＮＨＫ即興番組ホストに続く）。おかげさまで韓流スターのようになりました。（嘘）

 

こちらのグループ「ヘーグムプラス」の構成は、カヤグム（12弦と25弦）・ピリ/テピョンソ・ピアノ・ギター・ベース・ピアノ・打楽器です。そこにボスのヘーグム姜垠一とゲストの沢井一恵（17絃）と私。大きなアンサンブルです。ピリ･テピョンソはもの凄いノイジーな豪快な音（日本の雅楽でいうと篳篥・ひちりき、金石出さんのホジョクと同じ。）、打楽器（奥様が日本人）はチャングを基本に総合的な打楽器構成、ピアノ、ギター、ベースはジャズ（モントリオールにジャズ留学）、カヤグムの美人は新宿梁山泊、キム・ハクエイトリオなどでも活躍中、パンソリを歌うのがまだあどけなさが残る少年。まさに今の韓国を表しています。

 

ストーンアウトから序章・リズムの生まれ・知らせ・哀しみ・ジャストアクセプトを姜さんが選択。韓国伝統音楽からシナウイ（クッコリ・チャジンモリ・トンサルプリ）、ミリアン･アリラン、モリモリ（チャジンモリ）、パンソリ（赤壁歌）、最近の作品から「追撃」を加え、一恵さん・姜垠一さん・私の長めの無伴奏ソロを挟み、チンアンサンブル＋口音もあり、という多彩な構成。一切のＭＣを入れずに90分の演奏でした。

 

フェリー沈没が尾を引いているこちらで、ちょうど容疑者が腐乱死体で発見のニュースもあり、微妙な初日の朝でした。

 

通訳をしてくれている方が近畿大で太田省吾さんの学生だったので、いろいろな話ができました。韓国情勢の中で、私がとても気になっている微妙なことも聞くことができました。それは「反日」が実際どのような状況かということです。ちょっと疲れているので今は書くことができませんが、目からウロコの話も聞くことができました。

 

きょうもお疲れさま。あすの公演も張り切って行きたいね。

 

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そして、最終公演大団円で終了しました。

大いに盛り上がり、姜垠一さんも大満足の様子。それを見るのが私の歓びです。

トラベシアミッション・コンプリート

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に写真がありました。