スコダニビオさんから
私も参加したWERGO盤「Thinking of…」(WER 8052 2)
のamazonでの売り出しは8月12日だそうです。値段が2484円、これが問題。
CDには1枚ずつシールが貼ってありCDの収益がスコダニビオさんの基金「Associazione Nuove Musica」に行くと書いてあります。1枚につき12€と聞きました。単純計算で1700円~1800円相当。そこに制作費・税金・輸送費を乗せるわけです。ヨーロッパで売る際、18€以上になる ということ。(2500円~2600円、ヨーロッパでは割高です。)そうすると、参加ミュージシャンが善意でこの音楽とスコダナビオさんを広めようと思い、買い取って(録音はボランティアでした)売ったとしてもamazonより高くなってしまいます。
フランスで「反amazon法」が成立したようです。送料無料などはケシカランということ。日本でも適正に税金を払っていないために送料無料などのサービスができて、結果、市場を独占しているということを聞きます。
全く同じ商品を割高な小売店・知り合いから買うか?送料無料の大企業から安く買うか?問われる、なんてオカシナ話です。どんな自発的で志に基づくものでも、市場原理主義に絡め捕られ、「負ける」のです。商売どころか、政治まで市場原理主義。こういうことをネットに投稿するだけで目を付けられたりして・・・・
というわけで(どういうわけ?)、私の小売りのCD「Thinking of…」は2400円送料無料にしちゃいます。
嫌気がさすので音楽の話。
スコダニビオさんが指揮をして8人のコントラバス奏者の合奏、Galina Ustvolskaya作曲の「 Composition No.2 “ Dies Irae “の収録されたCDも出ました。ロカッティさんとスコダニビオさんが創設したコントラバスアンサンブル「Ludus Gravis」が演奏しています。これもWERGO盤。(WER 6739 2) 他に、ピアノソロ、チェロとピアノのデュオ(チェロはアルディッティカルテットのRohan de Saram)
見よ、全員が低い椅子に座るコントラバス奏法!昨年参加したISB(international society of bassist )でも何人もの人がこの奏法でした。謂わば、チェロの奏法です。以前はちょっと「?」でしたが、実際に観て・聴いてみると、「これも有りだね!」と思いました。
Thinking of…に参加しているノルウェイのHAKON THELINさんがスコダニビオさんに捧げたCDを発表。これが大変素晴らしい出来。http://www.haakonthelin.com/multiphonics/
スコダニビオさんとのデュオも収録。
セバスチャン・グラムさんとスコダニビオさんのデュオは「Thinking of…」に収録されています。
私もおしゃべりばかりしていないで、音楽やらねば!