エル・チョクロLIVE終了
この日は何と言っても真佐雄さんの5ヶ月の息子さんがご来場したことですべてが祝福されているようでした。そのプニュプニュの手足に触れるだけでご利益がありました。エル・チョクロ史上最年少だそうです。そして、オーバー80の方もご来場くださり、ありがたくするどい感想をいただきました。
そうです、好きなことをやれば良いのです。タンゴのためとか、お客様のためとか(スミマセン)、ギャラのためとか考えず、今・ここ・このメンバーで出来ることで最上のことは何か?を真剣に考えればすべては流れていく(はず)なのです。
「ホンモノ」のタンゴを目指すのは他の方々にお任せします。今や、素晴らしいミュージシャンが日本にもたくさんいらっしゃいます。
今・ここ・私たちでできる最上のものを演奏する。しかし、その「最上」に至る道は険しいです。その人が持っている能力は当たり前で、それを越える可能性が見えなければなりません。そもそも自分がどこに居るのかをキチンと把握せねばなりませぬ。そうすれば、アルゼンチンのミュージシャンが真似をしたがるようなものになるでしょう。
以前、ピアソラのみを演奏するグループを作ったときも、同じステージにピアソラ本人が出演しても恥じないものを、ということを原則としました。そんなに気張らなくても良くなったのは加齢や経験によるものとひいき目に解釈します。
じゅんこさんの歌の素晴らしさが多くの人に伝わったようで我が事のように嬉しかったです。