喜多直毅 きたなおき バイオリンhttp://www.naoki-kita.com
1972年、岩手県盛岡市出身。
8歳よりヴァイオリンを浅田秀子、中村泉(国立音楽大学名誉教授)に師事。
その後、国立音楽大学にて諏訪晶子(同学教授)に師事。卒業後に渡英。
The Liverpool Institute for Performing Artsに於いて作編曲をIan Gardinerに師事。またジャズ理論をArthur Bernsteinに師事。以上の他、ダンスや演劇等とのコラボレーション、また基礎的なサウンド・エンジニアリング、マネジメント等を学ぶ。三年間の学習の後、卒業作品として作曲した“The Sun Spot”がロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによる“Ensemble 10:10”により演奏された。
英国留学後、タンゴ奏法を学ぶべくブエノスアイレスへ渡る。
Astor Piazzolla(bandoneon)五重奏団のヴァイオリニスト・Fernado Suarez Pazに師事する。現在は東京都内を中心にライヴ活動を行っている。 2013年からは自身の四重奏団・喜多直毅Quartetteを本格的にスタートする。北村聡(bandoneon)三枝伸太郎(pf)田辺和弘(contrabass)との四人編成。
演奏は60分程度の一部構成とし、曲間の解説等は一切行われない。
典型的なタンゴ四重奏団編成ではあるが、特にアルゼンチン・タンゴやピアソラ楽曲の演奏を目的としているわけではない。あくまでも喜多のオリジナル作品を演奏し、一時間の音楽ドラマを楽しんでもらおうと言う試みである。
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私は直毅さんを「天才」と呼んでいます。そんなやっかいなものを持たされて生まれてきたばっかりに言うに言われぬ苦労をしているように見えます。私の周りに何人かそういう人種がいます。そういう人達の額には印が見えたりします。その苦労と引き替えにあの天才を発揮できるのでしょう。そんな現場では、私たちは、ただ見守る、立ち会うだけになります。それだけでも幸せなのです。衆生の日常に訪れるまれびと・たびびとは必要です。私たちの願いは、その天才が心置きなく発揮されること、そのために長生きしてもらうことかもしれません。なかなか居づらい地球でしょうが、今しばらくご辛抱下さい。(徹)