ヤナエル・プリュメ、ポレポレ坐終了
私の周囲で数多くの誕生日と命日の重なる12月8日でした。毎日が誰かの誕生日そして誰かの命日です。
ヤナエルは日中、森下スタジオでのコンタクトインプロビゼーションのワークショップに参加してから帰宅・シャワーを浴びて最終公演に控えました。
この日もコンタクトインプロビゼーションの要素の強いダンスでした。コンタクトが好きだということはやはり「人を信じている」「信じたい」からなのでしょうか。こういうイノセントな感覚は羨ましいです。私などは、信じたいが故に「一人になる」というベクトルが有る気がします。彼のこういう強い気持ちは宗教者によく見受けられるものと近い印象があります。
チューバの大祐さんは年に2~3回くらい共演します。その度の変化が大変楽しみです。自分の「今」にこだわる姿勢は、強い肯定感を感じます。これも私にとっては羨ましい。
無い物ねだりをしてはイケマセンね。
私と言えば、堺のスピニングミルホールの印象が強く残っています。古い古い工場内、皆が集まるホール。そこで仕事の後、皆で踊る。カルチエ・ブレッソンのソ連の写真とか、エレニの旅のギリシャの工場でのダンスパーティの印象がこびりついていて、この日も多くのダンス音楽を途切れ途切れに演奏していました。決してちゃんと終えることの出来ないダンスの切れ切れ。
一つ一つが何とかかんとか通り過ぎていく日々が続きます。