うつくしい

 

 

 

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「美しい」という言葉は、心で思っていても、ほとんど使いません。なにか気恥ずかしい。しかし、8月末の3公演に関しては、大声で言いたくなりました。みんな美しかった。強烈に信じている、それは狂気と言えるほど。半端な動機ではなく命がけ。庄﨑さん、貴田さん、竜ちゃん、直毅さん、純さん、じゅんこさん、ジャンさん。

 

「いずるば」の冒頭のシーン。何も決めずに舞台に出て行った3人。それぞれの椅子にすわります。みんな動きません。お客様と面と向かって何もしないというのはなかなか大変なことです。気詰まりでもあります。永遠と思えるほどの時間が経ち、誰が先に何かを始めるかな?という興味さえなくなったころ竜ちゃんが「夜空の下には・・・」と即興詩を紡ぎ出しました。これですべて決まった、と思いました。気詰まりで待つ事ができないのは「他人」を信じていないだけでなく「自分」を信じていないことになります。後は悪循環。

 

キッドアイラックホールでは、庄﨑さんと私がなぜかシャンプー合戦のようになり、私の眼鏡が落ち、それを庄﨑さんがかけると、庄﨑さんは私になりました。演奏家は演奏する、というのも決まりではないのでした。物理的には聞こえていない貴田さんは私のビートに乗りおどり、逆に私を煽ってくるほどでした。弓を渡すと臆することなく楽器を弾きます。次のシーンでは実際の弓を持たずに楽器を弾きました。音が聞こえました。その音のかたまりを私が受け取って、音の粒を上から撒きました。

 

「うたをさがして」では、うたが希望になることを伝えています。そう書くと何かつまらな~い話のようですが、それがそうではないのです。何かを思い出させてくれます。ギリギリの状況。うた。

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