「いずるば」8月29日 竜太郎セッション ふたつの国のダンス

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8月29日は沼部「いずるば」でジャン・サスポータス、矢萩竜太郎・齋藤徹のセッションです。

◆日時◆ 8月29日(木)
19:00open / 19:30start
◆会場◆ いずるば
(東京都大田区田園調布本町38-8)
◆出演◆ 矢萩竜太郎(ダンス)
ジャン・サスポータス(ダンス)
齋藤徹(音)
◆料金◆ 予約2,000円(学生1,500円)
当日2,500円(学生2,000円)
◆予約◆ Tel.080-3584-3315(いずるば)
Mail. izuru38yry@softbank.ne.jp

矢萩竜太郎さんには「アニキ!」と呼ばれていますが、実は、彼は私の「先生」なのです。

 

音楽ってなんてすばらしいんだ、できるなら音楽で生きたい、と思った頃の気持ちを思い出させてくれます。また、最近は演奏前ほとんど緊張しなくて「困って」いますが、初期は前の日からドキドキでした。そんな忘れてしまっている気持ちも思い出させてくれます。忙しぶって、仕事を次々とこなしていくことがどんなに危険なことかも教えてくれます。人前で何かをやることがどれだけ大変で、かつスバラシイことか、忘れてしまっています。

 

ある水準を保った演奏・演技をしさえすれば「プロ」だなんて傲慢です。「高い」技術や情報を披露する対価にお金をいただくという図式にはインチキが潜みやすい。即興がどーだの、振付がどーだの、最先端だの、とんでもない技術だの、かんけーありあしぇん。イノチガケの舞台にプロもアマもありまえません。そんなことを教えてくれるのです。

 

私の方法として、当然、竜太郎さんとジャンさんの出会いを作りました。もちろんうまく行きました。ダンスが下を向いてしまうことに疑問をもっていた彼の母親の意向にも合いました。ジャンさんも竜太郎さんはいろいろと気づかせてくれる「先生」であることをしばしば話しています。

 

3年前に私がブパタールのORTでレジデンスをしていたとき、竜太郎さんがやってきました。それでは、ということでジャンさんと私でセッションを組みました。ジャンさんの口添えもあり、ブパタールの腕っこきミュージシャン(クリストフ・イルマー、ウテ・フォルカー)が是非参加させてほしいと申し出てくれ、満員の聴衆の中でセッションが始まりました。

 

今までの経験だと竜太郎さんの集中力は15~20分程度だったのですが、40分~50分は続きました。ブパタール・ORTということは、ピナ・バウシュ、ペーター・コバルト、ブロッツマン達が作った伝統があり、物まねやいい加減な演技・演奏は即却下されます。目や耳の肥えた聴衆だらけで、70歳以上のカップルが自由な演奏・演技を楽しみにしている特別な街なのです。満場の聴衆が目に涙さえ浮かべて拍手をしていました。共演者側も思わずもらい泣きでした。

 

聴衆の中にいたプロデューサーから竜太郎さんに来年ドルトムントでの公演のオファーが来ました。彼のダンスが大事なものである証拠であり、あの時の共感が本物だった証拠でしょう。(ジャンさん、ウテさん、私も共演予定です。)

 

私が「いずるば」で演奏をするとき、アンコールがあると彼に入ってもらいます。実はこれはキケン。彼が全部さらってしまって、それまでの演奏の印象がなくなったりするのです。ジャン・サスポータス(ダンス)久田舜一郎(小鼓)岩下徹(ダンス)オリヴィエ・マヌーリ(バンドネオン)バール・フィリップス(ベース)ミッシェル・ドネダ(サックス)ベースアンサンブル弦311、高岡大祐(チューバ)天田透(フルート)小林裕児(ペインティング)喜多直毅(バイオリン)等々。豪華な共演者たち(被害者たち?)

 

今回は竜太郎・ジャン・徹のトリオでの会です。ちなにみ彼の一本締めは天下一品。是非一本締めをご一緒に!

 

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