本日はエメンジンゲンと言う街での夕方コンサートでした。最後のライブです。
200㎞の移動は日本で考えるより近いのであります。高速がタダだし時速150㎞ぐらいでスイスイ走ります。
本日の出会いはバイオリンのハラルド・キミンさんでした。隣町のフライブルグから駆けつけてくれました。奥様が所属していた故古川あんずカンパニーの招聘で日本に2ヶ月居たそうです。私と同年代でしょう。いろいろと言わなくてもわかる部分があります。素晴らしい笑顔と軽々とした身のこなしです。バイオリンももちろん素晴らし。
彼がもうすぐ関わるイヴェントは音楽家・ダンサー・哲学者・セラピストなどが集まりプレゼンをしたり、討議したりするもの。大きなポスターがありました。とても興味があります。この種のものはなかなか日本では無理そうですね。インプロという題材だけを取っても、哲学的、思想的なものが無いと、長くは続かないでしょう。音楽以外のジャンルでの「即興」との違い・交流など大事ですが、今は単に流行のように即興が流れているように見えます。一生をかけてやっていく人がどの位残るでしょうか。変な言い方ですが、好き嫌いや趣味の問題ではないのです。
演奏後、インド料理店で軽く打ち上げそのまま車に乗ります。夜10時過ぎにライン川沿いの美しい街シュペイエルに到着。まだ陽が残っています。セバスチャンの長年の友人宅へやっかいに。
さ~あ、海外生活残りわずかになってきました。ホーッとするやら、ヘーッとするやらです。