蠍座A型人間には、

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蠍座のA型には・・

 

この3週間は完全に容量オーバーでした。蠍座A型人間は、本来一つのことしか集中できません。友人のギタリスト氏は天秤座のAB型ですから、複数のことを同時進行できます。羨ましい限り。蠍座A型の運転が一番安全だという統計があるそうです。なんだかわかる気がします。蠍座A型人間は運転するときは運転に集中しますから、事故が少ないはずです。(ホンマでっか?)

 

まず、タンゴの演奏が2回。自分の演奏が「役に立つ」のはうれしいものです。しかも東向島と松戸という地区。バリオ(下町)はタンゴに必須条件です。東向島はかつて劇団「太虛(TAO)」で十年以上通った町ですので、懐かしさ爆発でした。馴染みの居酒屋「善兵衛」はありませんでした。ここで連夜、俳優・演出・スタッフと呑み語ったものです。リア王三部作・ハムレットマシーン(ミュラー)メディアマシーン(岸田理生)・火の仮面(李潤澤)などでライブ音楽を担当しました。ある意味私の青春でしたんね。天井桟敷・早稲田小劇場・転形劇場・アスベスト館・第三エロチカなどの俳優・女優・ダンサーに会ったことは得がたい経験でした。音楽をやってもらったのは佐藤道弘(津軽三味線)田辺義博(バンドネオン)石川高(笙)栗林秀明箏アンサンブル 沢井一恵(箏)板橋文夫(ピアノ)伊藤啓太(ベース)広木光一(ギター)鄭喆祺(打楽器)などなど。美術・写真・文学・学者いろいろな人に会うことが出来ました。

松戸での会は、ジャン・サスポータスのツアーで知り合った竹内恵里さんに呼ばれました。その時のバイオリン奏者石川寛子さんは、あの佐村河内守さんとお知り合いで最新CDに彼のバイオリンソナタを入れています。いろいろと繋がるモノです。

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なってるハウスでの原田依幸さんとのセッション。初台「騒」の話ができる数少ない人。原田さんのパートナーがカヤグム・コムンゴ奏者なので、ユーラシアンエコーズ第2章コンサートの話もでき、アドバイスもいただきました。リマ哲さんとはタンゴの話も。なってるのスケジュール表を見て長谷川健さんが亡くなったことをしりました。長谷川さんは高柳さんの生徒さんでした。私が卒論用の書籍代が嵩んで、そのバイトを兼ねてスタンダードジャズの仕事を市ヶ谷駅前のレストランでやった時のリーダーでした。瓜生良介さん(発見の会)の劇の音楽を担当していて、私も手伝ったことがありました。私の演劇音楽初体験。高柳さんが亡くなった知らせの電話が最後でした。気がつけば、私自身が高柳さんが亡くなった歳になっています。発見の会には、はみ出し劇場や渋さ知らずが通じています。

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平野壮弦さんの書道塾のゲスト講師。もはや普通の書道ではなくなっている壮弦塾です。今回のユーラシアンエコーズ第2章のチラシの題字を書いてもらいました。ありがたや~。ちょっと「音」に関する話をしてから、ドンドンと演奏します。矢萩竜太郎さんにも加わってもらい自在な空間になるように進めます。「どうやって技術を使わないか?」とか「囚われない工夫」とか「素材の選び方」などなど私と同じ課題があるのです。この塾には、天性の「教師魂」を持つ壮弦さんの気持ちがこもっています。のびのびと生徒さんたちが育っています。打ち上げで若い女性塾生達におだてられて、調子に乗り、呑みすぎ、喋りすぎました。反省しきり。

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玉川高島屋 九つ井に小林裕児さんが壁画を描きあげた完成のお披露目会の打合せ。お近くへいらっしゃるときは是非、九つ井へお立ち寄り下さい。壁画の他にも裕児さんの作品がたくさんあり、蕎麦も大変美味しいです。(横浜店・藤沢店にも裕児作品多数あります。)

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ミュージック・マガジンのインタビュー。松山晋也さんの名物コーナーでのインタビュー。編集部で2時間語りました。松山さんは私のピアソラアルバムを大変高く評価してくれています。ありがたや。また、森田純一さんと金石出のクッを見学にも行っています。ユーラシアンエコーズ第2章の告知もしてくれるということで、またまたありがたや。世界中のいろいろな音楽を分け隔て無く聴いている人です。頭の切れる人なのですね、巧みな誘い水に乗って普段思い出したことのないことまで喋っていました。私の音楽活動をフォローする雑誌は、ほとんど無くなりましたが、ジャズでもラテンでもなく、ポップス・ロックの雑誌が取り上げてくれるのはうれしいことです。

 

小林裕児原案・広田淳一脚本演出・松下仁、ハマカワフミエ出演、齋藤徹音楽(台詞・演技もあり)「森からの声」のリハーサルと本番。「ひょっとこ乱舞」から「アマヤドリ」に名前を変更した若い演劇集団とのコラボレーションは昨年ギャラリー椿から始まりました。再演ともなると同じ事はやりたくない質なので、リハの度に変わります。私が昔つきあった演劇関係者とはメンタリティが違うので楽しいビックリが多いです。自分の子供の世代なことは、ベースアンサンブル弦311も同じなのですが、演劇と音楽ではこれほど違うのかと思うほど性格が違います。長生きするものですな。

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池袋のアマヤドリスタジオ空洞のこけら落としも兼ねて公開リハーサル。翌日、榛名山に移動して、老人施設「新生会」でリハーサル、翌日本番。ここではかつて井野信義・山崎実さんとベーストリオをやりました。新生会は小林裕児さんの大コレクターでもあり、パンフレットリニューアル記念のイヴェントでした。理事長の原慶子さんはユニークな考えでこの施設を経営しています。たくさんお金を払う人も、そうで無い人もほとんど同じサービスを受けられるのです。すばらしい。従業員300名以上、男子多し。ほとんど小さな町です。

 

本番では「夜行」「こだま」というとても大きな2枚の絵画に囲まれました。窓から見える森と絵画が繋がって何とも言えない素晴らしい空間ができ、円形劇場仕立てに設営して、のびのびと演技・演奏をしました。

 

関越上り大渋滞もどっこいしょと乗り越えて帰宅。

NHK・FM「邦楽百番」で沢井一恵さんの番組があり、そのために「かむなぎ」を演奏するということで、一恵宅でリハ。そして本番。CDとは全く違う仕上がりです。放送をお楽しみに。

 

韓国の伝統音楽雑誌「LARA」からユーラシアンエコーズ第2章にまつわるメールインタビュー。メールによるインタビューは、書くのが大変です。外国しかも初めての雑誌となると間違いは許されませんのでいろいろと調べながら丁寧に書くので膨大な時間がかかります。また、翻訳のことも考えた文章であるほうが良いのです。

 

1ヶ月日本を留守にするので8月のユーラシアンエコーズ第2章の準備に多くの時間とエネルギーを使っています。直近のベースアンサンブル弦311アメリカ公演のことが気になりますが、各メンバーが時間とエネルギーをISBコンヴェンションにかけていてくれるので安心です。瀬尾高志・田嶋真佐雄さんは、な、なんと私のあの複雑な楽曲を暗譜して演奏するそうです。スゲー!あたしにはトーテイ出来ません。

 

ベーコン鑑賞、佐々木久枝個展鑑賞、ユーラシアンエコーズ第2章の打合せ、ベースアンサンブル弦311の打合せ、ユーラシアンエコーズ第2章プロモーションヴィデオ改訂版編集と頭と身体がついて行けません。でもまあ、入院したり、逝ってしまうことを考えれば、なんとか出来るうちが花ざんしょ。

 

ユーラシアンエコーズ第2章のチラシがもうすぐ出来ます。徹の部屋や私の招聘ツアー、CDで素晴らしいデザインをしてくれている大橋ユースケさんに頼みました。どんなのが出来るか楽しみです。

 

実は、チラシが出来るまでが良い席の予約のチャンスとも言えます。私も預かっていますので、ご連絡くださいませ。

 

写真はコンサート第1部で演奏予定のストーンアウトCDのジャケットです。

 

 

 

 

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