ユーラシアンエコーズ第2章 出演者 紹介1

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許胤晶 Hur YunJun(アジェン・コムンゴ)
ホ・ユンジョンは伝統と現代を行き来しながら活発に活動しているコムンゴ(琴)ソリストであり作曲家である。イェウォン学校舞踊学科と国立国楽高校、ソウル大学音楽大学国楽学科及び同大学院でコムンゴを専攻。その後、成均館大学東洋哲学科芸術哲学博士過程を修了した。
国立国楽高校在学時代、故ファン・ドクチュ先生からコムンゴ散調と正楽を学ぶ。
1984年度人間文化財ハン・カプトク名人からコムンゴ散調を伝授した。
1993年度無形文化財第16号ハンガプトク流コムンゴ散調履修者として認定され、その後ハンガプトク流 コムンゴ散調の伝承と発展のために努力してきた。
ソウル市立国楽管弦楽団副首席を歴任。国楽室内楽団「スルギドゥン」メンバー、ソリスト アンサンブル「サンサン」で活動。現在もソリストと作曲家、芸術監督として活発に活動している。
これまで13回の独奏会(1998年~2012年)を行う。2009年ニューヨーク散調フェスティバルで45分の散調独奏、「国立国楽院選定 次世代名人」演奏会で国楽院と協演(1997)、KBS FM国楽舞台企画「1999の名人とその未来」で演奏、ドイツの作曲家兼演奏家 ステパン ミクスとのデュオ協演(2003)、米国サンホセ チャンバーオーケストラと協演(2003)、ドイツ5ヵ都市巡回演奏(2004)、英国・フランス5ヵ都市巡回演奏(2004)、ニューヨーク・ワシントン・ ボストン巡回演奏(2006)、ニューヨーク ポルク パフォーミング アートセンター独奏会、コリア ソサエティーニューヨーク独奏会(2008)、ドイツ最大のワールドミュージック フェスティバルRoudolstadt World Music Festival招請公演(2009)等多数の国内、海外公演を行ってきた。
ホ・ユンジョンは伝統音楽と現代音楽、創作国楽、アバンギャルドと即興音楽を全て駆使できる国楽界の数少ない演奏者である。彼女の音楽的歩みは大きく二つに見出すことができる。 伝統音楽への限りない探求と修練、その美しさの再現とともに温故知新による21世紀の新しい伝統を生み出すことである。特に海外での多様な活動を通して、ホ・ユンジョン自身の独特な音楽世界とコムンゴの存在を伝える活動を頻繁に行っている。2007~2008年、アメリカのロックフェラー財団のAsian Cultural Councilのレジデンスアーティストとして選ばれ、ニューヨークで半年滞在しながらコムンゴの美しさをアメリカに広げた。この時NYのフリージャズ音楽家3人とワールドミュージックプロジェクト「トリアンサンブルTori Ensemble」を創立、NYと韓国を往復しながら活発に活動を行っている。 トリアンサンブルは2008年~2009年NY、ワシントン、フィラデルフィア公演を成功させ、ワシントンポスト紙に高評が掲載された。 2010年WOMEXオープニングに招請され演奏。2011年オランダRASA招請ヨーロッパツアー、英国WOMAD招請公演、NY、ワシントン、フィラデルフィア ツアーを終えて2012年オーストラリア、ニュージーランドWOMAD、ペナン ワールドミュージック フェスティバル、スルロバニアワールドミュージック フェスティバル等、活発な海外公演を行っている。
特に、海外演奏家達との多様な交流と共同作業は、ホ・ユンジョンの音楽の幅を広げている。中国の琵琶、日本の三味線と結成した「Eastrio」は東アジア伝統音楽家が作り出す21世紀の東洋音楽の世界化に対するもう一つの挑戦であった。2012年には英国で活動しているインドのジャズ音楽家アルンゴシが作った「Archestra Makara」の一員として、アジア各国の伝統楽器演奏者らとロンドンオリンピック記念舞台に韓国の代表として演奏した。コムンゴ、エレクトリックギター、大笒、打楽で構成された「プロジェクト グループDAL」は光州ワールドミュージックフェスティバル、ロンドンジャズフェスティバル、ポーランドジャズトパーズフェスティバルなどに招請された。
ロンドンジャズフェスティバルでは英国の代表的なジャズ サックス奏者 チム・カルランド、ピアニスト ギリアン・シムコク等と韓国伝統音楽を基に新しい作品を作って初演。ポーランドジャズの巨人 オルレ・ブラザーズとも初演作品をコラボした。
レコードはコムンゴ独奏曲集「七つの視線」(CNL Music)、「若い散調2」、「若い散調LIVE」等のオムニバス レコードがある。
韓国演劇界の重鎮 故ホ・キュ氏の娘であり、故人が生前に設立した小劇場である「北村チャンウ劇場」の芸術監督でもある。チャンウ・ワールドミュージックフェスティバル、世界伝統楽祭り、創作国楽実験舞台「千差万別コンサート」等、若くて斬新な伝統音楽を新たに生み出す場所作りに力を注ぐとともに、国楽界史上初の40回連続小劇場長期公演を通して、若い国楽演奏家の登竜門を企画し鮮烈な風を巻き起こした。

○イェウォン学校 韓国舞踊学科卒業
○国立国楽高校卒業
○ソウル大学 音楽大学 国楽学科及び同大学院卒業
○成均館大学 東洋哲学科 芸術哲学博士修了
○ソウル市立 国楽管弦楽団 副首席歴任
○重要無形文化財 第16号ハンガプトク流 コムンゴ散調 履修者
○ワールドミュージック プロジェクト「Tori Ensemble」のリーダーおよび音楽監督
○プロジェクト グループDAL音楽監督
○アジア琴 交流会会員
○東アジア弦楽トリオ「EASTrio(East Asian String Trio)」メンバー (韓国コムンゴ、中国琵琶、日本三味線)
○韓国伝統音楽劇場「北村チャンウ劇場」及び、新進国楽実験舞台「千差万別コンサート」芸術監督
○2008文化体育観光部長官表彰、2009 KBS国楽大賞受賞
○コムンゴ独奏曲集「七つの視線」(CNL Music)散調紀行、「若い散調2」等、レコード多数

=主な受賞歴=
1986 文化観光部長官表彰
1996 韓国文学の年組織委員会「最も文学的な賞」国楽部門受賞
1998~2013 全13回のコムンゴ独奏会開催
2007~2008 ロックフェラー財団「Asian Cultural Council」のArtist Residance Fellowship選定
2008 文化観光部長官表彰
2009  KBS国楽大賞 弦楽部門 受賞

 

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