バールツアー 初日無事終了

順調に初日が開けました。

千葉宅到着後、一休みして近所の温泉へ。小一時間すごし帰宅。夕食をゆっくり。昔のベースソロのはなしになり、FBで教えていただいた「How Low Can You Go?」というCDをかけては、スラップ奏法がいかに革新的だったか、ブラックがいかにクラシックコントラバスを学んだか、などなどいろいろと話が展開。ブラントンとミンガスがクーセビッキーの「小さなワルツ」の話しをしているインタビュー、ガンサー・シュラー談によると、ミンガスがヨーロッパ最先端の音楽にいかに詳しかったか、話しは尽きません。その後、夜の空いた道路をねらって東京宿舎へ移動。

 

それこそバールが初来日の24年前から知っているアパートです。娘が4歳でした。その娘が今日はポレポレ坐でコンサートを仕切ります。Time Flies.

 

初日の朝、少し曇り。ニコラ・ブーヴィエの録音などを聴き、時差調整をしながら吉祥寺へ出発。すこし咳が出て風邪かも知れないとのこと。心配しながらも、その状況を楽しんでいるようなバールはさすがに人生の達人です。

 

cafe Dzumiに到着。この日を待ちわびていた泉さん。店内あちこちにバールのLP・CDがディスプレイされています。バールを待っている長い期間、いろいろと話したいことも山積みのはずですが、実際会ってみるとなかなか話しの糸口が見つからないようです。待ちわびた恋人のよう。手伝いに来ていた次女さんもいつもと違う超ご機嫌な「おとーさん」をみて微笑んでいます。いつまで経っても男姓は男の子なのですね。1968年からバールを知っている日本人も少ないでしょう。バールから録音の実際を聞いてだんだんと打ち解けてきます。

 

cafe Dzumi始まって以来のお客様(立ち見が17名)ですが、さすがにバールのファンだけあって、なんの問題も無く、静かに演奏を待っています。私が知っているなかでも京都から2名。ライブハウスオーナー3名、ミュージシャン・ライターも数名。良い感じの構成?でした。

 

30分弱の第1部。さすがに密室状態で空気を入れ換えねば酸欠必至。窓を全開にして2部開始、外の音が頻繁に入ってきますが、「ケージのように」やろうとすべての音を受け入れた状態で開始。一番前に座っている聴衆に弓があたりそうだけど「ヘルメットはもってきたか?」などジョークもでて空間は完全にバール色でした。

 

kadimaから出たDVD,CD,カタログのTRACESを10枚持ってきましたが、あっと言う間に完売。やはりズミにはズミさんのような人が集まるのですね。イスラエルに電話して追加注文しようとしましたが、JCジョーンズさんが入院中、配送手続きをしてくれる人もないということで残り7枚になってしまいました。きっと直ぐに売り切れでしょう。バーバー富士やフタリ、ディスクユニオンでも取引が持続していると思います。逃した方はそちらへ。

 

歓談後、帰宅、やはり「塩」へ行かねばなりません。絶品の秋の和食で1日目が無事終了しました。

ありがとうございました。

 

 

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