今日からサマータイム。1時間早くなりました。ドイツで一番降雨量のあるというブッパタールでもこの数日晴天が続いています。こちらの人は待ちに待った日差しに、Tシャツ姿が多いです。これから夏至になるまでどんどん日が長くなります。プランタン（プライムタイム）。

ブリュッセルからメールが届きました。先日のレクチャーを聞いたミュージシャンが、レクチャーの内容をさっそくとりいれた、とのこと。なんだか嬉しいものです。

｢即興」に関する現場からの言葉が大変少なく、やるだけ、になってしまっていることはあまりよくないでしょう。今、面白くても、先に進めない。｢即興」は音楽に限らない大きな大きなテーマ。結論などない話なので、ミュージシャンに限らず、個人個人のさまざまなバリエーションと工夫と人生で、みんなで深めていきたいものです。

と、思って、今まで書いた｢即興」にかんする文章を英語化しようと思い、少しずつ始めました。こちらでも必要なことが有るだろうし、いろいろな人と話が拡がりそうです。それとは別に、英語化すると、日本語で曖昧になっていたこともハッキリせざるを得ないので、よろしい。

昨日はデュッセルドルフに勅使河三郎・カラスのダンスを観に行きました。会場は満杯。ダンサーもたくさん。安い入場料11ユーロ。公演前に、ドキュメンタリー映像、勅使河原さんについての講演もあり、ダンス専用劇場は盛り上がっていました。

まるで三郎さんの頭の中を覗いているような、サブローワールド、完成度の高い舞台、たいへん｢効果的」な音・照明・舞台装置が評を分けるでしょう。こちらでは大好評です。ともかくやりたいことをやっている爽快感があります。もはや日本市場を当てにしてないの感じも良いですね。