3月9日、ORTで私と直毅さんを中心にしたセッションが組まれました。、直毅さんはベルリンから帰り、そのまま「賢治を探して」のリハーサルに参加、しかも少し道に迷って地元の人に連れてきてもらったとかでかなり大変な日でしたが、こういう日こそ何かが起こるもの。大きなきっかけになったように見えました。よかったよかった。
マイキにも大量にもってきてもらったCD「ソロ@ORT」をORTに60枚贈呈しました。こういう空間の維持に少しでも役立てば良いです。グンダさん、セバスチャン、おなじみの聴衆とも再会。つい顔が緩んでしまいます。何にも変わっていないことの素晴らしさ。日本は全く変わってしまいました。
今日は地元のサックス、ウオルフガングさん、エッセンからドラマー(御名前失念)、ウルグアイからギターのウラジミールさんも参加。ウラジミールさんは楽器を出すとタンゴを弾き出すので、「あれっ」と思いましたが、本番ではギンギンの即興でした。出演者の名前を書いた紙をざるに入れて、それをジャンさんや聴衆が引いてセッションメンバーが決まります。
神の采配とでもいうのでしょうか、聴きたい組み合わせになるものですね。聴衆も演者も楽しめました。私と直毅さんのデュオも日本ではありえない展開と音楽に成り、グンダさんと直毅さんのヴァイオリンデュオはとても新鮮でした。同じ楽器、同じ世代、この先もどんどんと共演・関係を続けて欲しいと思います。
カフェ・コンゴでの打ち上げもいつも通り。いろいろな情報交換をしたり、ヴァイツェンビールを味わったり。亡くなったハンス・ライシェルさんはこのカフェの階上に住んでいました。セバスチャンは明後日から自分のクインテットでの中米ツアー出発するそうです。やはりどうやって楽器を運ぶか、とかが直ぐに話題になります。ゲーテ・インスティチュートがスポンサーなので今回問題は無いだろうとのこと。一昨年。ここで、ミッシェル、ニン、竜太郎、セバスチャン、ジャックミン、妙子、クリストフ達との楽しい時間が思い出されます。場があることのありがたさ。ORTとはドイツ語で「場」。