新企画スタートです。
Kino Eigenさんの示唆とCandy林さんのご理解ご協力により第1回目「徹と聴く、徹を聴く」を迎えることが出来ました。もとより、口べたのため楽器を弾いています。演奏家であっても、音源を聴くことは別次元で大切なことです。今回、こういう音をこうやって聴いてきたということをお伝えする、ということは、改めて聴くことに他なりません。音源を自ら聴き始めて40年、演奏家になって30年、お役に立つことができれば幸いです。今回うまく行ったら、アストル・ピアソラ、金石出、沢井一恵の特集や即興、ベース、についての特集などを組みたいと思っています。
今回は、デューク・エリントン、海童道、そして私の新作関連で第一部を一緒に聴いたり観たりして、第二部はソロ演奏になります。できるだけCDではなくLPにして、キャンディのあの再生装置で聴くとどうなってしまうのでしょう。今まで聴き逃していたあれやこれやが聴こえるでしょう、あるいは、今まで、何も聴いてなかったことがわかるかも知れません。ドキドキです。
エリントンでは、私の永遠のフェイバリット録音「女王組曲」から「Le Sucrier Velours」「極東組曲」から「ad lib on Nippon」「Piano in the foreground」から「サマータイム」関連としてレニー・トリスターノの「Cool & Quiet」から「直感」、「digression」、「メエルストロームの渦へ」から同名曲、更に関連して「リー・コニッツ デュエット」から「Duplexity With Ray Nance」を聴こうと思います。
何をやりたいかおわかりの人もいらっしゃるかと思います。フリーだ、ジャズだ、と言うことがいかに空しいか、もっと大きく聴いてみようという試みです。
そして、Kinoさんが特に薦めてくれた海童道さんの音源です。音楽という範疇を完全に越えているこの方についてはきっと言い足りないことだらけになるでしょう。上手く説明も出来ないでしょう。しかし、聴いたことが無い人にとっての驚きは半端ではないはずです。考えている音は「法竹」より「薩慈」、「海童道マスターサウンド」より「本返し」、「霊慕と前衛」より「未明」「今」、「神秘の竹の音」より「大菩薩」、参考として映画「サクリファイス」(アンドレイ・タルコフスキー監督)や書籍「ひとつの音に世界を聴く・武満徹対談集」(晶文社)の話にも触れたいです。
第三部には私の新作を取り上げます。なにしろこの装置で聴きたいと言うのがありますし、出来たばかりのものが2種類、来週くらいに届くものが2種類あります。「Tetsu Saitoh contrabass solo @ ORT」「うたをさがして ライブ@ポレポレ坐」より選んでみます。イスラエルのKadimaよりでたものは、DVDとCDとアートブックが一揃えになっているものです。ローレン・ニュートンと沢井一恵さんとのトリオ「月に打たれて」より1曲、DVD「ベースアンサンブル弦311」より1曲(これは映像で)そして、来週からヨーロッパに行くことに関連して、ヨーロッパでの即興事情をお伝えしたいので、向こうでの映像をいくつか流そうと思っています。もちろん未公開ものです。
そして休憩後にソロをやります。
プログラムも作りましたので配布いたします。
お時間がございましたら、日曜の午後のひとときをご一緒しましょう。
席料500円+ドリンク代500円より、の外は投げ銭!です。気に入ったら投げてください。私が千葉県人になった記念でもあり、地元活性化の狙いもあります。
http://blog.livedoor.jp/jazzspotcandy/
2月19日午後3時よりおそらく6時過ぎまで
千葉市稲毛区稲毛東3-10-1
メールjazz_candy-lj@infoseek.jp 043-246-7726
(jr総武線 快速東京ー稲毛37分 稲毛駅西口徒歩2分)