12日のリハーサルで4曲をじっくり、ゆっくりとリハーサル。ジョビンの作編曲がいかに練り上げられたものか今さらながらに感じました。何回も何回も推敲を重ねた結果でしょう。ジョビンは曲が出来上がると、家族など親しい人達に聴かせて感想を聞いたそうです。そのようにして精緻に作られたものに手を加えるのは並大抵ではできません。本人の録音が一番良い、演奏するならそのままやった方が良い、しかしそのままやるのも大変ムズカシイというジレンマに陥ります。かつてピアソラだけをやったときにも感じたことです。
リハ後、木野さん来宅、19日の打ち合わせ。短時間のワークショップや、今回のように選曲してみんなで聴こうというような企画の場合、私はいつも詰め込みすぎで絞りきれない傾向があります。よくわかっております。慎重に木野さんの話を聞かねばなりません。聴衆は何を求めているのか、そこに合わせるだけで無く、興味を持続させ、きっかけや疑問を喚起するようにと考える。もちろん自分も含めてです。
ワインが進んでくると(私だけ)どんどんと思いつくことが増えます。すると「小出しにしましょうね。」という適切な指摘。やっぱり詰め込みすぎて自分の納得だけになりがち。成長・反省の無いアタシです。先生に向きません。
コントラバスの話、インプロの話、ジャズの話、タンゴの話、ブラジルの話、韓国の話、邦楽の話、能・雅楽の話、ヨーロッパの話、アジアの話、中南米の話、ダンスの話、ゲンダイオンガクの話、リズムの話、ヴィブラートの話、音階の話等いくらでもトピックがあるし、未発表音源・映像もあるし、今度リリースされる3種のCD・DVDもかけたいし・・・・
ムム。