都心から離れての新年。不便なところですが、3組の人達が訪れてくれました。鍋と酒(一日はノンアルコール)と音楽・映像でもてなします。
M・ゴールドスタインの初期の作曲、バルトークの無伴奏バイオリンソロ、韓国東海岸巫楽のDVD、今は亡き金石出さんの雄姿!の日。ミルトンとジョビンのデュオなどジョビン特集の日。ジョビンとジョアンの共演TV映像、コロン劇場のピアソラの日。それぞれでした。
ふと気がついたのは、この25年来の私のブラジルブームが薄まりつつあることでした。ちょっとショック。きっかけはエリントンだったのか・・・。私自身の歌プロジェクトがスタートしたことも影響しているのかもしれません。とは言っても、ブラジル音楽を聴く比率が減っただけで嫌いになった訳ではありません。
音楽を仕事にしているとプレーヤーの側面とリスナーの側面があります。混同しがちですが、別々のものでそれぞれ進歩があったり退歩があったりするようです。日頃耳にしている音や音楽が自分の演奏に影響することは間違いないので、ちょっと複雑です。音楽の構造や演奏家のことが気になって100%リスナーになることはなかなかできません。
それでも、音・音楽の聴き手としての能力を日々向上させないといけません。好き・嫌いでもなく、当たり前のことに囚われず、あらゆる気づきを逃さず。それは即興演奏が「聴く」ことと同意であることと同じでしょう。さまざまな授業料が必要なのです。
さらには、風の音を聴き、虫の音を聴き、大地の音を聴き、苦しむ人の声を聴き、訴える声を聴くのと同じ。
以下・告知(峰万里恵HPより)
1月21日(土)に、高場 将美さんの71才の誕生日(本当は19日なのですが)を祝うというのを口実にしたライヴを開きます。 場所は、東京・高田馬場のスペイン・バル《Olé(オレ)》。出演は、峰 万里恵 (うた)、齋藤 徹 (コントラバス)、高場 将美 (ギター、MC)の3人です。楽器のソロ・ナンバーもある、にぎやかなプログラムになりそうです。 わたしが、この夜初めてうたう曲は、メキシコから 『ラス・シウダーデス(街たち) Las ciudades』、ポルトガルから 『祈り Prece』、ブラジルから 『罪の色 Da cor do pecado』『星たちの降る部屋 Chão de estrelas』、アルゼンチンから 『天使のサンバ Zamba del ángel』、ドミニカ共和国から全ラテンアメリカでヒットしたボレーロ 『イ(そして) Y . . .』です。¡Feliz cumpleaños! (お誕生日おめでとう)
1月21日(土) 19時より (18時開店) 峰 万里恵 (うた) 齋藤 徹 (コントラバス) 高場 将美 (ギター、MC) スペイン・バル 《Olé(オレ)》 新宿区 高田馬場3-12-27-105 TEL/FAX: 03-3364-3466 ミュージック・チャージ 1500円 (ご飲食は通常料金。おいしくて良心的なお値段で、大好評です)
*ご予約は――峰 万里恵 Email: marie-mine@hotmail.co.jp またはお店にでんわ・FAXでお願いします。