スナップ1

かつて御所にあった近衛邸の茶室部分を移築して公開しています。この日は風雨が昔ガラスを叩き、日本家屋の木と紙の香りと記憶を引き出していました。呼応するような久田舜一郎さんの声と鼓は冴え渡っていました。

8時間のドライブ後とは全く思えない充実した演奏でした。天井が高いホールであること、このツアーで数少ない単独ライブだったこと、10年来広島公演を続けてきた実績などがあると思います。2回のアンコールはここだけでした。私事ですが、42年ぶりで中学の美術教師と再会しました。

佐賀公演は「ギャラリー憩ひ」の主催。午後開催なので広島から列車で移動。積み重なっているはずの疲労も音と絵で吹き飛びます。絵の具を溶くバケツの水にサックスを突っ込んでの演奏もありました。ヤマハのソプラノサックスはとても強いそうです。ベトナムの指鈴を裕児さんの刷毛の木の部分に差し込んでの演奏も面白かったです。

佐賀指折りの旅館でゆっくりした後、翌日、早速展示してあったギャラリーを訪問。裕児さんのドローイング展は多くの作品が売却済みでした。

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