暑い中、引っ越しほぼ完了しました。ネットも通じました。
まだまだ開かずの段ボールがたくさんあります。ちょっと甘めに見積もりした引っ越し業者が段ボールを中途で増やし300近く！ベテランの人は何にもないように仕事をしていますが、岩手の高校を出たばかりの若者はさすがにきつそうでした。（震災の被害はなかったそうで。）チーフが彼にとって本当に必要な重要なアドバイスをしているのですが、彼に届いているのか不明です。こういう事って私の回りにもあるのでしょうね。
生涯この本とCDとDVDとLPとVHSとLDとカセットとDATを鑑賞するのかと言ったら、それはムリでしょう。「もの」「所有」のことを考えざるを得ません。ファンであることと演奏家は違うでしょうが、どこかで影響し合っているはずです。
大汗をかいたので、ちかくのスーパー銭湯へ行ったり、IKEAに行ったり、なか卯のドライブスルーをしたり、東京生活ではあり得なかった、車での行動的生活をするとは、思っても居ませんでした。
28年ぶりに広めの空間で生活するのはやはり楽です。作業スペースがあると言うことだけでもこんなに楽でした。
いろいろな原因があっての引っ越しでした。昨年の夏に小林裕児さんに委嘱された曲が東京では暑くて、狭くて、全く進まず。静岡でのダンス公演のリハーサルが少しあったのでホテルでスイスイと作曲できた経験がもしかしたら大きいかも知れません。
（それが「浸水の森」になりました。）
自分の才能と残り時間を、客観視できる歳になりました。なけなしの才能で何かをなすためには、空間は必要かも知れません。
この家を建てたのは、老夫婦だったので、風呂場やトイレや階段に手すりなどの工夫があってとても楽です。老人になっても大丈夫？新聞やテレビのない生活も慣れてきました。
明日こそ、出てこない大事な大事な段ボールが出てきますように！