バーイッシーwith大祐

バー・イッシーwith大祐
渋谷区の住民を半世紀やっていますが、あまり渋谷での演奏はありません。車の苦手な私は、高い駐車場をグルグル探すのも気が滅入ります。大祐が呼んでくれたので出かけました。ずっと自分のオーガナイズする仕事だけで手一杯だし、セッションは一般的に苦手なので今日は特例です。
バー・イッシーは投げ銭制度を貫いているそうです。芸能の原点ですね。取り壊し計画中のビルをほとんど居抜きで借り、1年半ごとの更新。長引く不況でビルの新築計画がないために持続しているとのこと。たくましさのみなぎる成り立ち。入って30分もすると、ここがどこなのかわからなくなります。所謂「シブヤ」ではないのはたしか。
私などは、今の世田谷線が渋谷から走っていた頃、トロリーバスが盛んに走っていた頃を知っています。最近は滅多に行きません。乗り換えさえ避けます。太郎さんの壁画もやっと見ました。ハハハ。
この店は、3/11にライブをやっていたと言う伝説が残っています。その日も高岡大祐だった、そしてライブ開始日も大祐だったそうです。このオーサカの反権力・ちょっと”いちびり”
感性がトーキョーをかき混ぜ、活性化させています。ありがたいことです。そしてこのオーサカはベルギーにアフリカにチベットに繋がっています。国際都市オーサカ、片田舎のひきこもりトーキョー。
3/11にライブをやったことが、とても大きかった、とマスターは言います。だから、今もこうやっていられるのだ、と。外国から、地方からトーキョーに出てきている孤独な人達へ、トーキョーで生まれても疎外感で一杯のヒトにも、「あそこへ行けば、おもしろそうだ」と思わせる空間をいつも開けている、というのは大事でしょう。
いままで他の奏者も入っていたセッションを3回やりましたが、今回は私の方から希望してデュオにしてもらいました。ガチで彼のことを知りたかったわけです。いろいろな可能性があるのはわかりました。とても良い演奏家です。今後、彼がどの方向へ行くのか、オヂサンはそこを観たい,聴きたいわけです。
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