golden bass week 千秋楽

ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
終わりました。
日曜ライブなのでちょっと早めに設定。
3時半くらいに到着するとジャッキーもジャンもすでにストレッチ真っ最中。
録音、録画のスタッフと簡単な打ち合わせを済ませる。
若いけどきっと疲れているメンバー(鍼・整体に通ったり、湿布をしたり)を代表してジャンさん体操をお願いしました。
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ジャンさんとツアーをすると必ず、現場でメンバー・スタッフと共にやっているものです。(5/10から「いずるば」で「ジャンさん体操+気の道入門ワークショップ」あります。ご興味のある方、身体が痛い方、1回体験してみてください。良いですよ。詳しくは
http://blogs.yahoo.co.jp/tetsu_saitoh/archive/2011/04/20)
ジャッキーはちょっとナーバスになっているよう。まあ、いつものことだけれど、ジャッキーにとっては大好きなスーパーデラックスでしかもサヨナラ公演(次回日本でやるときは来日公演になってしまいますね。)なのでしかたないか。
出演者の家族・友人・知人もたくさん集まってくれています。とてもすばらしい聴衆です。思えば、今回のベースアンサンブルの聴衆は毎回、望みうる最高の聴衆でした。おもねりもサービスも何も要らない。ただ必要なのは「やりたいことを」思いっきりやること。
スーパーデラックスのマイクさんには、昨年のシドニービエンナーレでお世話になり、その際、初めてゆっくり話すことが出来たので、とてもやりやすい環境を準備していてくれています。
後はやるだけ。
まず、ジャッキーに思いっきり踊ってもらえば、彼女の緊張もほぐれ,以後楽になるだろうという推測から韓国由来の「ストーンアウト」をソロでタップリ。ジャンも同じ思いだったのでしょう。私のそばに美しく正座したまま一度も踊りません。マレーの血を持つアフリカ人であるジャッキーは、シャーマニックな踊りでメンバーみんなを挑発。初回ポレポレでは譜面を追っかけるので精一杯だったメンバーは立派に成長?して踊りに反応しています。それはまるで儀式のような感じです。そしてやっぱり鎮魂の儀式に思えてきます。
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続いてタンゴ・エクリプス、これはジャンさんフィーチャー。二楽章のミロンガ、三楽章の5拍子のタンゴなどで目を見張るダンスが出現しています。ブパタルのカフェ・アダ(ジャンさんが作ったカフェ)では、ヨーロッパ屈指のタンゴカフェなのです。そしアンニャさんとの出会いもアダでのタンゴダンスパートナーからだそうです。時々、二年前の千恵の輪ツアーのときの動きが出てきてオリヴィエのバンドネオンが聞こえてくるようでした。演奏は落ち着いてしかも即興的になりつつあります。
続いて「かひやぐら」(蜃気楼のことを吉田一穂がこう呼びました。)やっぱり津波・地震のようなシーンに感じられてしまいます。開始後2分間は全員横たわったままという約束だけ。
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ここで休憩、2部はE♭チューニングから。いままででも一番小さな音を使えるようになったアンサンブル。嬉しいですね。ここのジャンさんはたゆたうような、雲の上を歩いているような動きでした。音を注意深く聴いて動いているのがよくわかります。
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そして「浸水の森」ジャッキーをフィーチャーして。いくつもある展開のなかでジャンさんも登場。メンバー全員が楽器を止めて指にはめる鈴で高音域を鳴らすあたりでピークが来ました。鈴を思いのまま床に転がすと、ジャンさんが拾い始め、すべての指にはめ、それをジャッキーに渡すところでタイミングよく音楽も終わりました。ジャンさんがジャッキーさんの踊りを充分に引き出しています。
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とても良い雰囲気になってきて、最終曲「オンバクヒタム桜台」。すっとぼけたリズムの中で、ジャッキーが大声でしゃべり始めます。歌い始めます。来た来た、という感じで、ペンタトニックのアジア風メロディやリズムが炸裂。録音していることを知ってはいますが、ベース隊もマイクの前を離れ、場所を移動しながら演奏します。すぐに反応できるアンサンブルになりました。最後の歌では、メンバー今まで一番上手に歌えました(もちろん私はいつもダメダメですが・・)ジャンも、さらにはジャッキーもこのメロディーに乗せて歌を歌ってくれました。
アンコールは「For ZAI」ゲコゲコ・ギコギコと蛙の合唱のようです、とアナウンスしたら、ジャンは初めから蛙の真似をしています。楽しいな~。
そして終演・終宴。この短い旅の終わりは、どこに行く旅を導いてくれるのでしょうか。
皆さんご苦労様でした。ありがとう。

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