旅先のオフを有効に過ごすことが下手。こういうときに、適切なガイドがいると助かります。
とりあえず、1人でおそい朝食というか昼食を取ってから、プラプラ歩く。ロジャーさんに「おもしろい展示があるよ」と、聞いていたアート・ギャラリーを発見。まよわず入る。ギャラリーという印象とはまったくちがう古い堂々とした立派な美術館。
Alfred Stieglitz(アルフレッド・スティーグリッツ)の写真展。パートナーだったジョージア・オキーフさんを撮った多くのシリーズ、雲を抽象画のように撮ったシリーズ、ニューヨークの街、湖 などなど100年前の写真が驚くほどのリアリティで展示されている。ドキドキしてしまうような感覚は、デジタル写真では味わえないものかもしれない。
王立植物園を少し歩き、異様なコウモリ、鳥、植物を見、スーパーデラックスへ戻る。これからはマイクに従って過ごすことにする。まず、Manlyへ移動。ここの夕日を見せたいという。確かに見事。このような雄大な景色を見るには、個人は小さすぎる。自分の身体にくっついている「目」と「私の知らない記憶」が喜んでいるという感じ。
シーフードをいただき、高速フェリーでシドニーへ戻り、タイガース対シャークスというラグビーの試合を観戦。草が匂い立つスタジアムで、99%が地元タイガースのファン。みな思い思いにゆったり楽しんでいる。タイガース帽子をプレゼントされかぶって観戦。24対22という僅差でタイガース勝利。よかった。負けていたら雰囲気は全く違うだろう。みんなとにこやかに帰途につく。