ブパタル到着・カフェアダ

道案内の居なくなった日本人3人が翌日はなんとかケルンに着かねばならない。三人ともドイツ語はまったく無知。イエス・ノーも知らないのだからあきれ果てます。乗り換えはルクセンブルグ。ここの列車表示はすでにドイツ語だからよく分からない。人に助けられながらなんとか乗り換え完了。フランスから入ると何でもキレイに清潔に見える。ドイツ領内にはいると、警察の念入りなパスポートチェック。まったく違う文化の中に入ったことをイヤでも知らされる。パスポートを1枚1枚何回も繰り返し見る。こちらが悪いことをしているような幻想に陥るくらい威圧的。ともかく、家並みや風景がまったく変わったゲルマン系の風土を車窓で楽しみながら、ケルンに到着。

アンニャさん・ナエル王子が迎えに来てくれている。

楽しく40分道を飛ばしてジャン宅へ、ブパタルの観光ガイドに載っている建物。旧駅舎の前にある。一息ついてカフェ・アダへ。ジャンがアドバイザーのように関わっているカフェだ。トルコ人メメットさんに会う。もう何十年もの知り合いのような親しみやすさ。まさにジャンの周りの人たちを象徴している。本日はタンゴナイト。夜が更けるに付けどんどん踊りに来る。デュッセルドルフ、ケルン、遠くはオランダからカフェ・アダへ踊りに来るのだそうだ。古いタンゴをDJがかける。

みんな中高年、日本のミロンガパーティのような派手さはまったくなく、ほとんど私服で、本当に楽しみで楽しみでしかたないという感じで踊っている。ナエル王子もスロッギー(ジャン宅の犬)も時々はダンススペースに入っていき人々の笑いを誘う。ケルン、デュッセルドルフ、遠くはオランダからカフェアダにタンゴを踊りに来るという。タンゴの一つの拠点になっているそうだ。

千恵さんファミリーも到着。昨日ハノーバーでニキ・ド・サンファルを堪能してきたということだ。千恵さん曰く、「テツさんと会って、カフェアダでタンゴを聴いて、タイ料理を食べて・・・いったい私たちはどこにいるの?」公演を終えたジャンさんも駆けつけてくれ、再会を喜ぶ、と言ってもいつもあっているような感じもするし・・・

夜も更け、プロダンサーのタンゴダンス三曲が披露された後、ふいに私と久田舜一郎さんの紹介が有り会場で拍手を浴びた。久田さんは喜んで「イヨ〜〜〜ポン」

嬉しそうに踊る人たちを眺めながらジャンさんが「良い音楽があって、ダンスをみんなが楽しんでいる、これ以上のことがあるだろうか?」とつぶやく。何か良い感じ。

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