リハーサルのような

4月8日、花祭り。ポレポレ坐に着くと、すでにジャン一家、小林さん夫妻、「朱い場所」を積んだトラック、朋さんがすでに集合。すぐさま絵のセッティングに入る。ナエル王子はすぐにここでもアイドルに。子供はみんなスター。特にジャンの子。どうすれば受けるか熟知しているように見える。

絵がセッティングされると、改めてその存在感に一同唖然とする。やっぱりモニターや画集でなく絵は本物を観るに限る。音楽はCDでなくライブ、ダンスも演劇もDVDやテレビでなくライブに限るのと同じ。私たちが大事にしているのはこういうことなのだ。出演者がみんな絵の中から出てきているように見える。

乾千恵一家が到着、ヤーヤーヤーの合唱。初対面のアンニャさんナエル君も旧知の仲のようだ。子供は世の中すべてにおそろしいほど敏感に反応する。親が信頼を寄せている人は無条件で信頼する。

ジャンさんの小道具の準備をして(これが傑作)、照明を工夫し、書を飾ると2時間経っていた。今回は朗読者が日替わりで2人いるので通しのリハーサルも毎回2回。

私はもともと本番とリハーサルの差の感覚が無い。加えて、千恵さんはじめ、よく知っているキビシイ仲間達が客席にいるわけだからリハーサルという範疇はとうに越えている。

今日からの2回、すべての出演者・関係者にとって貴重な時間になるだろう。ご来場のみなさまと一緒にこの時間を一瞬一瞬味わおう。

さあそろそろ出発の準備。

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