身体が、そろそろヤバイことになりそうだという予感は確かにあった。
自然とも触れ合わず、ろくな運動もしない、酒は飲む。それではしようがないよ。
案の定、ジンマシンと肘痛が来た。ひたすら耐える今日この頃。
スポーツ選手がほとんど怪我や持病を持っていたり、画家の目が悪かったり、音楽家の耳が悪かったり。やっぱりどこか間違っている。あるいは、間違いだよ、これ以上ダメだよ、との警告。
そんな時、ジャンさんのワークショップが決まった。チラシ作りをさせてもらっています。
近々お配りできると思います。私も出来るだけ多く参加しなくては・・・・・
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「ジャンさんと楽しく身体のことを考えてみませんか?」
ジャンさん体操・「気の道」入門ワークショップ@「いずるば」
4月15日・16日・22日・23日・29日・30日(毎週木・金曜日)
午後7:00から9:30まで
参加費:1回2500円、全回参加の方は12.000円(1回2000円相当)
場所:「いずるば」東京都大田区田園調布本町38-8 「桜坂」のところです。
東急多摩川線「沼部」駅より徒歩5分
予約・問い合わせ:090-6019-1181 yoko.ssyuアットt.vodafone.ne.jp(諏訪)アットを@にかえてください。
講師:ジャン・サスポータス
助手:アンニャ・グレーブ
ジャンさん体操とは?
ピナ・バウシュ舞踊団のソロダンサーとして有名なジャンさんが30年以上の経験から太極拳・合気道・気の道・アレキサンダーテクニックなど東洋・西洋の身体の使い方の中からあみ出したものです。
ダンサーや演劇人ばかりでなく、一般の人、全くの初心者や障害者も対象として、リラックスした心とリラックスした身体を通して地から天へとエネルギーが通って行く感覚を身につけ、日常的に身体を意識するようになります。
日本ツアーの間、共演者・現地スタッフなるべく全員を誘って公演前に「ジャンさん体操」をしました。ジャンさんの愉快な「日本語」での指導も笑いを誘い、公演準備でどうしてもピリピリしがちになる状況が全く違ったリラックスしたもののになり、暖かな雰囲気で公演ができました。
どんなに堅い身体で、言われたようにできなくても、終わった後「身体が喜んでいる」のが実感でき、大変すがすがしく晴れ晴れとした気分になれます!
気の道とは?
1979年、野呂昌道(のろまさみち)さんにより合気道の発展型としてパリで始まりました。野呂さんは、合気道の創始者・植芝盛平さんの内弟子で、ヨーロッパ・アフリカでの合気道普及のために1961年にフランスに派遣されました。順風な普及活動を続けていましたが、大きな交通事故に遭い、激しい動きの合気道から、よりソフトな「気の道」を考案しました。攻撃と防御という武術の考え方と違って、より感覚的に身体を捉え、内面の知覚を大切にし、正しく、リラックスした姿勢を動きの基礎にしています。きっと多くの皆さんの武術観が180度ひっくり返るような、まるでダンスのような動きなのです。
ジャンさんは25年間、野呂先生の直弟子で10年前に気の道を教える資格を得ました。ブパタルに自身の道場を持ち、フランス、ドイツで教えています。日本人によって始められた気の道が日本で普及していないのは不思議なことですね。この「いずるば」でのワークショップがなんと日本で初めての試みなのです
ジャン・サスポータス:
1952年 カサブランカ生まれ。マルセイユで数学・物理・哲学を学ぶ。75年パリでモダンダンスを始め、79年ピナ・バウシュ舞踊団のソロ・ダンサーとなる。世界中の劇場で踊り続け、ピナの代表作「カフェ・ミュラー」は以来30年間300回におよぶ。ペドロ・アルモドバル監督「Talk to Her」(アカデミー脚本賞)の冒頭でカフェ・ミュラーが使われ、「世界で一番哀しい顔の男」と評される。96年独立。その後はピナの主要レパートリーでのゲストとして出演は続けている。現在は、自らのダンスグループ「カフェ・アダ・ダンスシアター」を結成、俳優、オペラ演出、振付家、ワークショップなど世界中で活躍している。日本文化全般に造詣が大変深い。東工大客員教授。