私の家族が全員敬愛する高場将美さんがYouTubeのメルセデス・ソーサとミルトン・ナシメントのデュエット「17歳に戻れたら」(ヴィオレッタ・パラ作)を教えてくれた。http://www.youtube.com/watch?v=joYbF9ttmJU、何ともすばらしい。(高場さんの誕生日を祝したライブが高田馬場オレであります。1月23日。私も弾きます。乞うご期待。)
ずいぶん前にヤヒロ・トモヒロさんがブラジルのTV番組「シコとカエターノ」を2番組見せてくれた。そこにはシコ・ブアルキ、カエターノ・ベローゾ、メルセデス・ソーサとミルトン・ナシメント、さらにはガル・コスタの合唱でこの「17歳に戻れたら」をラストに歌っていた。わたしの最愛の映像の1つです。もうこれはTV番組のレベルでなくフェスティバルです。ヴィオレッタさんは「ありがとう命」という歌を書いて、自分で命の決着を付けました。
今年3回共演した喜多直毅、黒田京子さんのデュエットCDは「空に吸はれし心」は喜多さんの同郷の啄木の「不来方の お城の草に寝ころびて 空に吸われし十五の心」から採られたものでしょう。「青春」という言葉を一番美しく歌えるのがミルトン・ナシメント。15か17かの違いはほとんど無く、「あのころ」というとみんなが思い描くことのできる季節。
ロマン主義とは、すべてか無か、だという定義がある。
とここまで書いたところで、仙台の「あべひげ」さんの訃報が入った。悔しい・・・・・・