東北の写真集

何となくメランコリックな秋が続いていますが、焦らずに、過ぎゆくのを楽しもうと思っています。東京も急に寒くなってきました。北海道では雪だとか。東北ももう寒いのでしょう。そんなこと思いながら東北の写真集をパラパラめくっています。

メチャメチャ高価だった細江英公写真集「鎌鼬」(青幻社)が普及版で出ました。秋田の風景と人々と土方巽の関係が何とも言えず良いです。↑

また「小島一郎写真集成」(青森県美術館)は、青森を中心とした60年代以前の東北。後半のコントラストを強調した写真は森山大道さんを予感させます。経験していないはずの記憶が呼び覚まされる感覚になります。

もうひとつは「岡本太郎の東北」(毎日新聞社)。縄文土器の美を「発見」した太郎さんの視点も独特です。かつて太郎さんの沖縄写真の前で演奏したことがありました。

最近、金田一温泉が火事になったそうですが、座敷童も鎌鼬もきっと健在でしょう。

太宰治が生誕100年ということ、松本清張もジャンゴ・ラインハルトも100年。不思議です。

また楽器を持って、旅をしたいものです。

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