羊たちの三重奏

「オンバク・ヒタム」へのステップとしてコントラバス三重奏で演奏しました。5/29の「徹の部屋」vol.2にはこのトリオで演奏するつもりです。初参加の内山和重さんhttp://web.mac.com/warisoverifyouwantit/が短い期間に大きな曲を2曲仕上げてくれたので、この日に初お目見えすることができました。

内山さんとの出会いは、October Bass Tri-logueの博多での演奏でした。バール・フィリップス、井野信義さんとベーストリオ。ステップワゴン一台で博多まで旅をしたときです。この時に、会場にいたそうです。福岡の教育大学を中退し、東京の音楽大学へ行く時。卒業後、フリーランスで活躍中です。

瀬尾高志さんとの共通点が多くありました。

1.同じ年生まれ 2.親が教師 3.ぜんそく持ち 4.弓がとてもよく似ている(シモン派の古い弓)5.優しい性格の中に「なにくそ」という部分がある 6.昔アフロヘアーだった!

九州と北海道の二人が東京の私の音楽を演奏してくれていると言う図式。

演奏前に発覚したのは、三人ともひつじ年生まれ。私と彼らはなんと二回り違った。あれれれ?。7/17の「徹の部屋」vol.3で共演予定の箏アンサンブル・螺鈿隊 http://www.radentai.com/のメンバーが、秋田・仙台・山口・鹿児島出身。東京の私がみんなを繋ぐという感じが具体的に見えるようです。

この日アケタで演奏したトリオでの1曲目は、横濱のプロムナードフェスで、神奈川フィルとの共演の時に作った曲「タンゴ・エクリプス」(初演は小松亮太と私のソロ)を、小松さんのコンサートの時にコントラバス四重奏に編曲。(初演は、山崎実・松永孝義・東谷健司とのカルテット。その後、札幌の漢達の低弦で何回か演奏、群馬交響楽団のコントラバスセクション8台でのへんきょくもあります。)

もう1曲は、オンバク・ヒタム・サクラダイ。西陽子さんの委嘱で高田和子さんの追悼のために作った曲をベースアンサンブル用に編曲したもの。初演時からはだいぶ様相が変わってきています。その中に、「朱い場所」の中の「舟歌」を挟んだ構成。この曲は大編成「オンバク・ヒタム」へ直結するでしょう。

最後に、「Deep Sound For Peace」プロジェクトへの共感として「invitation」

複雑な曲想と特殊奏法満載なものをよく若い二人が食いついてくれました。「若いってすばらしい」なんちゃって・・・

新たな可能性を持つベース音楽として育っていくことを期待しています。ジャズとクラシックという分け方は時代遅れ甚だしいです。

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