北海道 試される旅 その5

嵐山 山道入り口への道 撮影mokera mineko

貴重なオフ日。ジャンプ場の方からオサラッペ川づたいに嵐山に登る。黒いシャツはスズメバチに狙われるということで黄色のシャツに着替え、麦わら帽子、手ぬぐいという最適装備。草の匂いがまとわりつく。山は水の貯蔵庫。じっとり湿った草木は嬉しそうだ。少し経つと「星がまたたく」の改良方法が浮かんだ。「朱の場所」用に作った曲の有る部分がまさにこの言葉のために作ったかのようにフィットすることを発見。まあ、自分の曲からの引用だから、盗作には成るまい。オサラッペと嵐山の元でのインスピレーションだし。「ほしがまたたく〜」と下手な歌を口ずさみながら登頂。

汗びっしょりで下山。

M.Morera さん、TSさんとここから近くにあるらしい砂澤ビッキさんのお墓を探しに出かける。近文のアイヌ墓地はここモケラと同じ丘にあった。アイヌ独特の木の卒塔婆がとても良い造形だ。日本人と同じようなお墓もあった。南無妙法蓮華経とかかれた墓石もある。不思議な感覚。殉郷の碑というのもある。疱瘡の病のことが書かれていた。殉教ではなく殉郷。土方巽さんの代表作にも寺山修司さんの映画にも「疱瘡譚」というのがあったな、と思い出す。五井さんの舞台でも北国の貧しい家が出ていた。

モケラに帰り、レクチャー用に持ってきたアマリア・ロドリゲスの映像、タデウシュ・カントールの舞台映像などを観ながら時が過ぎた。明日からはOMBAK HITAMベースデュオツアーが始まる。

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