リトアニア・炭水化物

先週、美術家の森妙子さんの紹介でダンサー橋本真奈さんと会う。森さんのリトアニアでの個展会期中、私のCD音源で彼女と松本孝子さんが踊った。ニューヨーク在住。マーサ・グラハムの学校で学んでいたときに原因不明で失明。その後、出産もし、積極的に活動を続けている。今回は家族の祝い事で帰国。ポジティブ。

セッション・ハウスのワークショップでジャン・サスポータスさんが来日している。本人曰く、「お盆で帰ってきました。」真奈さんとジャンさんと会うセッティングをする。代官山駅で待ち合わせ。この日、誕生日だった娘は、agreable☆museeで先週目をつけていたリトアニアの麻のワンピースを購入、鼻息荒く待ち合わせに合流した。

沖縄の劇団「衝波」に呼ばれ共演したとき、那覇上空に台風が居座った。台風の目の中にある那覇は不気味に穏やかな天候なのだが、街が機能停止。最終日の公演ができなくなりかけた。その時「琉球・リトアニア協会」という組織が空いているスペースを探してくれ大きめの喫茶店でなんとか公演を決行した。琉球とリトアニアは共にアニミズムが生きているという。リトアニア人映画監督ジョナス・メカスも琉球を気に入っている。喜怒哀楽、特に怒りを強調する「衝波」を温かく見守りつつも、喜怒哀楽を超えた表現を期待している、と言っていた協会の人をよく思い出す。

ジャンさん・真奈さん、とても良い感じで話が進んでいる。演劇の話(太田省吾さん)、ダンスの話(ピナさん・マーサさん)で盛り上がる。何か始まるかもしれない。

障害者用のパソコンソフトもいろいろ開発されているそうだ。読み上げソフトも精度が上がってきているが、時々おかしな読み上げをするという。炭水化物が「たんすい・ばけもの」だって。

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