今日からリハーサル。
会場はと言うと、私の滞在している家の居間!住宅事情が違います。私の部屋からはかすかに音が聞こえるくらい。昨日ベルリンから着いた指揮者(ケルン歌劇場を率いて上野文化会館と文化村で二種のオペラを振ったそうだ。この先のスケジュールもギッチリ)、ソウル大音楽学長が昨日の私のソロをとても誉めてくれ、「あのチューニングはどうなってる?」とか「あの音はどうやってだすの?」とか「こんど大学に来てくれる?」とか聞いてくる。日本で言ってみれば、仕事盛りの指揮者と東京芸大の音楽学部長が私の仕事を評価してくれているわけで、そんなことは決してあり得ませんよね。
リハが始まる。何人もの演奏家と、指揮者と作曲家が集まってリハを始めると、協同作業の意識が高まる。一緒に良いものを作ろうという意識だ。素材は決まっているし、素材を作った人もいるのだから、物作りの良い空間を創ろうと皆で思う。演劇に関わっているときの感覚を思い出す。そういえば私の普段の活動は一人とか二人とかが多いな~。東京だからかな。
突発事態発生!!イヌイット系の打楽器奏者が、父親が危篤なので来ない!というのだ。文化が違うから仕方がない、とジョセリン。彼のパートは重要。さあどうする。みんなで知恵を絞ることになる。
5曲のリハを終える。私は二曲に参加。皆が揃ったところで手作りパーティ。宴もたけなわの9時過ぎに、「じゃ、風景の良いところに行こう」と言うことになった。9時なんて日本の3時くらいの明るさ。車で山を登っていくと雪がかなり残っている。ギリシャ・韓国・ドイツ・日本からの客人達おおいに喜ぶ。
今日は有線LANが使えるので写真も添付できそう。左がギリシャのマンドリン奏者ドミトリス・マリノス、右がドイツの作曲家ステファン・ヘーケンベルク よるの10:30!