釧路ライブ報告
釧路 漢達の低弦 報告
古いデジカメから写真が消えてしまいアップできないのが残念です。5台のBASSが2階、3台が1階に配し一斉にテールピースを弾いたときは音も見た目も「何が起こっているんだ?しかし何かが起こっている」という感じで本当に異様でした。(しかも2階には風水をモチーフにした巨大な絵画が三面あります。)
多くの人達に支えられた(主催者から「無謀」というコトバも聞かれました)ライブが無事に終わりました。係わった老若男女・聴衆ともかく熱いヤツらです。この親しみを込めた「ヤツら」というのが「漢」だそうです。井野さん曰く「2~30年前は日本中あちこちにがこういうところがあったよな~」ということです。羨ましいな~。
音楽の前には「プロもアマも」「練習も本番も」「ソロも伴奏も」「東京も釧路もハワイも」何にもない。というのが一番の感想でした。クラシック現役の腕っこきの奏者がヒーコラ言ってつかえてばかりいた「タンゴエクリプス」も初めのリハーサルから1回もつかえずに通りました。これには驚いた!しかし打ち上げで聞くとメンバー同士がかなり気まずくなる壮絶ともいえる練習があったそうで、申し訳ないやら、嬉しいやらです。井野さんが「そんなに練習したら、本番でアイディアもなくなっちゃうよ。」と心配するくらい現場にはいってからも弾き続けます。ソロもはしょったりしません。私の役割は膨大な情報を整理するだけでした。
顔を合わせればすぐ音楽の話。東京メガロポリスではミュージシャンが集まると身体の不調自慢?仲間のうわさ話ばかりで音楽の話を避けたがっているような状況とは正反対でした。
思い出したのはフランスのトゥールーズやリヨンでの即興演奏者達とのセッションです。彼等も音楽の話をよくして、朝からセッションです。聴衆がいてもいなくても全く気にしません。
そういうところに音楽のご褒美がくるのでしょうか。
とてもすがすがしい気持ちと、やはりあった楽器移動のトラブルでのブルーな気持ちをもって今からハワイに行ってきます。ベーシストブルース oh yeah.
追伸:ハワイの新聞でこんなの↓があります。無事に帰ってきたいものです。
http://starbulletin.com/2006/03/13/features/story01.html